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先週から頭の中で、無限ループのように『Dancing with Mr.D』が流れている。

はじめて意識して聞いたローリング・ストーンズは、山羊の頭のスープだった。そのアルバムの1曲目に入っていたのが、この曲。

当時は、レコードをカセットテープに録音して聞いていたから、1曲目という理由だけで、この曲は、よく聞いた。

ちょうど、その頃、村上龍さんの作品『コインロッカー・ベイビーズ』に強烈な影響を受けていたので『Dancing with Mr.D』を聞いて、Mr.Dって誰だろう?と思うたびに、ハシを見出した音楽ディレクター、ミスターDを連想していた。

本当は、逆なんでしょうね。龍さんがストーンズの曲からとって、ミスターDって名前にしたんでしょうけど。

その後『Crossroads』クリームを聞いて、ギターの上達と引き換えに、十字路で、自分の魂を売る契約を悪魔と交わしたブルースマン、ロバート・ジョンソンを知る。

それは「クロスロード伝説」と呼ばれ、映画にもなったが、ギターの上達と引き換えに魂を売るなんて、バカじゃん?と思ったのを覚えてる。どんなに上手でも、魂のこもっていないギター弾いて、どうすんのさ。

映画は、魂を売ったことを後悔し、契約を「なかったことにしてくれ」と悪魔に頼む人が登場する。だけど、悪魔は聞き入れてくれないので、その人の魂を取り戻すために、主人公がギターでバトルをするという話。

懐かしいな。こうした、ひとつひとつが、私の礎になっている。

久しぶりに、聞いてみよう。